日本人選手のメダルラッシュが続き、嬉しい限りですが中でも目を惹くのはぬいぐるみのブーケですよね!あれはビクトリーブーケといい、東京五輪では被災地の復興の意味も込められているメダル獲得者への副賞です。
ビクトリーブーケは販売されているのでしょうか?歴代のビクトリーブーケについても詳しくご紹介していきます!
オリンピックビクトリーブーケとは?
オリンピックビクトリーブーケとは、メダルを獲得した選手へ副賞として渡されるブーケです。
今回の東京オリンピックでは、東日本大震災で被災した宮城・岩手・福島で育てられた花が使用されている、被災地復興の意味も込められたブーケとなっています。
また、ブーケには、メダリストたちが思い出としてとっておけるように、東京2020オリンピックマスコットであるミライトワのぬいぐるみが持ち手部分に取り付けられています。

【使用された花】
・ヒマワリ
・ハラン
・リンドウ
・トルコギキョウ
・ナルコラン
また獲得したメダルの色によって、ミライトワの色も変わっているようです。
【通常のミライトワ】
今日は #Tokyo2020 マスコット #ミライトワ と #ソメイティ 3歳の誕生日🎂
素晴らしい未来を永遠にという願いを名前に込められたミライトワは、世界の人々の心に、希望に満ちた未来をいつまでも輝かせます🌟
ソメイティは、桜を愛でる日本の心とパラリンピックアスリートの素晴らしさを印象づけます🌸 pic.twitter.com/UzIgFQ49f3— Tokyo 2020 (@Tokyo2020jp) July 22, 2021
【金メダリストへ贈られるミライトワ】
/#金メダル を手に笑顔を見せる
阿部兄妹😊💐
\#金メダル を獲得した#柔道 男子66kg級 阿部 一二三選手と#柔道 女子52kg級 阿部詩選手
表彰式の様子をどうぞ✨#がんばれニッポン#Tokyo2020#TEAMJAPAN#オリンピック pic.twitter.com/qAfHqvIR3P— 日本オリンピック委員会(JOC) (@Japan_Olympic) July 25, 2021
【銀メダリストへ贈られるミライトワ】
東京五輪団体銀メダルでした🥈
応援ありがとうございました!
感謝してます。
18演技を繋げたこと内容は良かったですが、結果と現実は違いました。
僕はこの日を忘れません。
パリでは団体金メダル獲ります🥇
今は種目別あん馬に向けて頑張ります👍#tokyo2020#ぶち上げ東京#ぶち上げは終わらない pic.twitter.com/c5UEFaMxDj— 萱 和磨 kazuma kaya (@1Gymnastics) July 27, 2021
【銅メダリストへ贈られるミライトワ】
#サーフィン 男子・五十嵐カノア選手が銀メダルを獲得🏄♂️女子・都筑有夢路選手は銅メダルを獲得🏄♀️
新種目で同時に表彰台へ👏🤩#Tokyo2020 #オリンピック pic.twitter.com/YqUYglzQFe
— オリンピック (@gorin) July 27, 2021
オリンピックビクトリーブーケ販売してる?どこで買える?
#東京2020 公式マスコット、#ミライトワ も大会初日に駆けつけてくれました! pic.twitter.com/9s05h6UgYU
— ワールドラグビー (@WorldRugby_JP) July 25, 2021
ビクトリーブーケ仕様のミライトワを購入することはできませんが、通常のオリンピックグッズは公式オンラインショップにて販売されています!
また、一部家電量販店やショッピングセンターなどでもオリンピックの公式グッズが販売されています。
オリンピックビクトリーブーケ歴代のブーケ紹介
過去のオリンピックでは会場を花で飾ることはあっても、選手に渡すようなビクトリーブーケというものはありませんでした。いつから始まりそして今に至るのか、ビクトリーブーケの歴史について紹介していきます!
1984年 ロサンゼルスオリンピック
オリンピックでメダルを獲得した選手へ、副賞としてビクトリーブーケが贈られるようになったのは、1984年のロサンゼルスオリンピックからだそうです。

【使用された花】
・ストレリチア
・オンシジウム
・ガーベラ
・リアトリス
ロサンゼルスオリンピックではストレリチア、オンシジウム、ガーベラ、リアトリスが使われた夏季オリンピックらしい、色鮮やかなビクトリーブーケが作られました。
2012年 ロンドンオリンピック
ロンドンオリンピックのビクトリーブーケは、ロンドンのフラワーデザインブランド『ジェーン・パッカー』によって手掛けられたことで大きな話題となりました。

【使用された花】
・オレンジ/黄色/緑/ピンクのバラ
・アップルミント
・ラベンダー
・小麦
・ローズマリー
イギリスらしいバラをメインに使用し、香りにもこだわって作られたビクトリーブーケです。
ビクトリーブーケの廃止
2016年のリオデジャネイロオリンピックや2018年のピョンチャンオリンピックでは、日持ちしないからなどの理由でブーケが廃止されてしまいました。
リオデジャネイロオリンピックでは、ブラジルが世界へ環境保護の大切さを伝えたかったために、開会式で選手たちに植物の種が配られ、メダルを獲得した選手への副賞はビクトリーブーケではなくメダル立てのオブジェが渡されました。
オブジェになったことにもきちんとした理由があり、国外のメダリストたちは生花を持って帰れないこと、花の生産がブラジルにとって重要な産業ではなかったことが理由だったそうです。
国内の生産者たちが声を上げ、復活へ
東京オリンピックの開催決定後、生産者の方々が「品質の高い日本の花でメダリストをたたえたい」と動いて頂いたおかげで、今回のオリンピックでビクトリーブーケが復活することになりました。