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オリンピックROCどこの国でなぜ?何の略か/国歌や国旗はどうなるの

連日熱い戦いが繰り広げられている東京オリンピックですが、観戦するなかで「ROC」という見慣れない出場国がありますよね。ROCはロシアの選手たちだそうですが、どうしてロシアとして出場できなかったのでしょうか?詳しく解説していきます。

オリンピックROCどこの国?なぜこの表記?

東京オリンピック体操男子団体で、1位のROCとの差わずか0.103で日本は銀メダルを獲得しました。

【金メダルを獲得したROCの選手】

ゆき
ゆき
僅差だったので悔しかったですよね!ところで、金メダルを獲得したROCってどこの国なんでしょうか?
みさき
みさき
ROCとは、ロシアのことです!ある問題のせいで、ロシア人選手たちは、ロシア人としてオリンピックに出場することができなくなってしまいました。

国も関与したロシアのドーピング問題

今回、ロシア人選手たちがオリンピックという大舞台でROCを名乗らなくてはいけなくなった原因は、発覚から解決まで6年もの歳月を費やした国が関与したロシアのドーピング問題にあります。

ドーピングとは?

ドーピングとは、良い成績を残すために、薬物を使って運動能力を高める不正行為です。

真剣に競技に打ち込む中、相手がズルをしていい成績を残していては、スポーツが成り立たなくなってしまうため、不正行為とされています。

また、薬物の使用により選手の健康が害されてしまうためという理由もあります。

薬物といっても、ドーピングで使用される薬物は特別なものではなく市販で買える薬やサプリメントも含まれています。

みさき
みさき
残念なことに、それに気付かず服用してしまう「うっかりドーピング」で違反になってしまう選手もいます。
ゆき
ゆき
スポーツ選手にとってかなり神経質に取り組まなければならない問題なんですね。

問題となったロシアのドーピング問題

しかし今回、ロシア人選手たちがROCとして出場せざるを得なくなった原因であるドーピング問題は、うっかりではありませんでした

2014年12月、ロシアで国が関与し、検査データを改ざんするなどして選手のドーピングを隠蔽していた事実が判明しました。

それを受けて、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は2022年12月まで、ロシアに対して主要な国際大会にロシアとして出場することを禁止する処分を下したため、東京オリンピックでもロシアとして出場することができなくなってしまったのです。

本当は処分の期間はさらに長期に渡る予定でしたが、「一部の違反選手の責任を無実の選手に負わせてはいけない」として、半分の期間に短縮されました。

ロシアは、2022年の北京冬季オリンピックでも、ROCとして出場することになります。

ROCとして出場

ゆき
ゆき
いくら国が隠蔽していても、純粋にスポーツに取り組んできたロシア人選手にとって、可哀想でなりませんよね。

そこで、ドーピングしていないことをきっちり証明できた選手だけが、個人としてオリンピックに出場できることになりました。

スポーツ仲裁裁判所の処分によりロシアという国名の使用も禁じられたため、ROCとしてロシア人選手300人以上が東京オリンピックに出場しています。


オリンピックROC何の略?

オリンピック出場国の一つ、ROCはロシアオリンピック委員会(Russian Olympic Committee)の略で、ROC自体には100年以上の歴史があります。

2018年の平昌冬季オリンピックでは、ロシアからの五輪選手という意味の英語の略であるOAR(Olympic Athlete from Russia)という名称が用いられました。

オリンピックROC国歌や国旗はどうなるの?

ROCの国歌はどうなる?

ロシアという国名が使用できないことと同様に、国歌斉唱も禁止されています。

そのため、オリンピックの表彰式ではチャイコフスキーの『ピアノ協奏曲第1番』が流されました。

みさき
みさき
チャイコフスキーは世界的に有名なロシアの作曲家で、『ピアノ協奏曲第1番』は、チャイコフスキーの代表作です。

ROCの国旗はどうなる?

国名、国歌だけでなく、国旗の使用も禁止されました。

みさき
みさき
ロシアを連想させるもののほとんどが禁止されてしまったんですね。

しかし、ロシアの国旗に用いられている青、赤、白の使用は禁じられなかったため、ROCのエンブレムや選手たちが着用するユニフォームはロシア国旗風の色使いとなっています。

 

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オリンピックROCどこの国でなぜ?のまとめ

世界の晴れ舞台で国名を使用することはできませんでしたが、ドーピングなどしていない、純粋に競技に取り組んできたロシア人選手たちが出場出来て良かったですよね!

今大会でROCは71個ものメダルを獲得しています、次回もROCの選手たちの活躍から目が離せませんね♪