【柔道選手の名言!心に響くアスリートたちの言葉まとめ】
【引用タグ:@gorinのインスタグラムより】
今回の東京オリンピック、柔道で金メダルを9個も獲得していましたね。同じ日本国民として、とても誇らしく思います。どうしてこんなに素晴らしい結果が出せたのでしょうか、歴代の柔道選手たちが大切にしてきた考え方や名言をまとめてみました。
男子柔道選手*名言集
まずは男子柔道選手の心に響く言葉・名言からご紹介しますね。
長くなってしまうので、今回は男女5人ずつ、計10名の名言を紹介していこうと思います。
①中谷 雄英 (なかたに たけひで)

1964年に行われた東京オリンピックで、柔道が正式種目として認められました。そのオリンピックで中谷雄英は、金メダルを獲得しました。
…ということは、彼は最初の金メダル獲得者なんですね。
本家の日本が金メダルを取ることは当たり前、というプレッシャーがすごかった当時。1番初めにいい結果を残すと、その後も周りからの期待はずっと続きますよね。
ですが、彼は見事に国民の期待に応えてくれたようです。
そんな中谷が発言した、柔道に対する深い思いが分かる言葉…
◯僕ほど幸せな柔道人生を送った人は、なかなかいない。12歳の時に出会ってから一度も離れたことのない柔道は人生そのもの
◯責任をまっとう出来た。自分が負けたら、故郷である広島に生きて帰ることはできない
柔道に対しての愛と、彼の責任感の強さが分かりますね。何事もそうですが、自分の好きなことに対してまっすぐ突き進む人はカッコイイですし、憧れますよね。
当時、中谷の試合・人生観を見て、柔道を始めたいと思った人は多いのでしょうか。彼の金メダルのおかげで今でも柔道種目は熱いですね♪
②嘉納 治五郎 (かのう じごろう)

明治〜昭和にかけ、日本のスポーツの道を築き上げてくれた、「柔道の父」である嘉納治五郎。別名、「日本の体育の父」とも呼ばれています。
なぜなら彼は、日本のオリンピックに初参加をしたり、柔道やスポーツに対してとても情熱を持って活動していたからです。1909年には、東洋初の国際オリンピック委員会の一員でもあったようです!
当時、嘉納は中学校の校長を務めていたり、その他にも中学校や英語学校、塾などを創立した経験があるみたいで、とても秀才で偉大な方だったみたいですね。
そんな彼の名言を紹介していきます。
◯「徒歩主義」…徒歩は両脚さえあれば老若男女問わず費用もかからず、季節も関係なく行えることから日本国民一般に普及させるのに最適である
ただ歩くだけではおもしろみに欠けるので、道徳教育を兼ねた神社仏閣・名所旧跡めぐりやべつの娯楽を取り入れて幼少期から歩かせれば、徒歩に興味を持ち、老いてなお杖に手を歩く習慣ができる
真に歩くということは人間を質素に導くものであって、また歩こうとして出れば、目的地まで行かねば済まぬというので自ら意思の鍛錬にもなる
◯自己および人に対する道徳や品位の向上に資する
◯運動の習慣を修学時代以降も継続することで、心身ともに常に若々しく生活できる
嘉納は運動、それも歩くことについて人間にとってとても大切だということを教えてくれていますね。
たしかに、歩くことは若い人でもお年寄りでもできる人類共通の運動ですし、場所も問わない、費用もかからないです。
歩くことで胃の働きが良くなり、生活習慣病の軽減、ダイエットにも効果的です。
また、運動をするとセロトニンが分泌され人ってハッピーになるんですよね。☆ちなみに20分間の運動で、その後の12時間は幸福感が続くとも言われているんですよ☆
歩く動作というのは、ほとんどのスポーツをする上での過程に入っています。
スポーツ(運動)をすることで、体力・筋力の強化、幸福感が分泌し自信のメンタルをも安定させることができ、いつまでも若々しくいられます。こう考えるといい事しかないですね♪
わたしも積極的に運動をしようと思います。
③古賀 稔彦 (こが としひこ)
古賀稔彦は、体重75kgと柔道界で言えば小柄な選手でしたが、彼の背負投は見事なもので、自身の倍の体重、155kgある選手をも持ち上げてしまうほどの力の持ち主でした。
そんな古賀は、「平成の三四郎」という異名を取ったようです。
***
◯一生懸命やっていれば、最悪の結果が出たとしても、支えてくれる人がいる
結果ももちろん大事ですが、それよりも大事なのは今まで頑張って行ってきた過程や努力ということですね。
たとえメダルを獲る事ができなかったとしても、彼がやってきたことを見てる人は沢山いますし、そんなことで嫌いになる人はいない、むしろ、もっと頑張って欲しいと思いますよね。
◯練習で限界を超えた自分を知っておかなければ、本番では勝てない
自分がどこまでいけるのか、それを知ることはとても大事です。ここまでしか出来ないと思っていたら、成長はしません。
常に限界を目指して、その限界を超えた時の達成感は本当に嬉しくてたまらないと思うのです。その喜びを知っているから人は、常に成長できるのでしょうね。
◯成功する人間とそうじゃない人間の違いは、体力の差でも、知識の差でもない。意志の差だ
これはスポーツだけでなく他のことに対しても言えるのだと思いますが、自分自身の意志というのは何よりも大切なことですよね。
わたしは『世界の果てまでイッテQ!』の番組で、出川イングリッシュのコーナーを見ることがとても好きなんです。(突然のどうでもいい告白で申し訳ないです(笑))
もちろん単純に面白いからというのはあるのですが、それよりも見どころは、出川さんは英語がまったく喋れないのに、なぜか不思議と相手に伝わって、最後は目的を果たすことができるんです。
出川さんは簡単な英単語ですらあまり得意ではないのですが、それでもいつも目的に到着できるのは、彼が相手(外国人の方々)に対して必死に思いを伝えようとしている行動がそうさせているんですよね。
その必死になにかを訴えかけている姿を見て、相手の方々も助けてあげようと気持ちに応えてくれているんですけど、結局は知識というよりもその人自身の気持ち・意志があるからこう上手いこといってしまうんですよね。
わたしの勝手な解釈ですが、古賀の言葉はこういうことなのではと…思います(笑)
◯自分の弱さ、甘さ、ずるさなどに負けたことに悔しさが込み上げ、涙が溢れてしまった
◯自分に負けたという敗北感は、後悔以外のなにものでもありません
◯俺は自分が勝っている試合のVTRだけをひたすら見る
◯中途半端な気持ちで動いてはだめ。戦場なら死んでしまいます
他にもこのような名言が沢山あります。紹介したのはほんの一部ですが…
たったこれだけでも、古賀の芯の強さやプライドが高く負けず嫌いな性格を読み取ることができますね。
スポーツ選手なら特に大事なことですよね。
④斉藤 仁 (さいとう ひとし)

斉藤仁は、ソウルオリンピック・ロサンゼルスオリンピックで金メダルを獲得しています。2度も世界王者に輝いている強者です♪
***
◯100%稽古できないやつは、試合に出る資格はない。
当然ですね。練習を中途半端にしていては本番で上手くいくはずがないですし、万が一(イレギュラー)のことがあった際、対応できないのではないでしょうか。
それ以前に、稽古を本気で取り組んできた他の人たちに失礼ですよね。そういう人が神聖な土俵に立ってほしくないという気持ちは素人のわたしでさえ理解することが出来ます。
◯チャンピオンは勝者だが、チャンピオンだけが勝者ではない。3,4年の部活動の中で自分の力を出し切る努力を成し遂げた人もまた勝者
◯当たり前のことを当たり前に継続していくことが本当に大事なんだよね
◯僕は神様はその人の手が届くくらいの試練しか与えないんじゃないかと思っていて
◯自分との闘い。いちばんの敵は己の心ひとつ
◯山下先輩がいたから今の僕があるんですね
周りにいる人に対しての感謝、当たり前を大切にすること、普段は気付かないことに気付かされる言葉ばかりですね。
⑤野村 忠宏 (のむら ただひろ)

背負投げが得意な野村忠宏、実は彼、オリンピック3連覇の実績を持っているんです!
叔父である野村豊和も元柔道選手で、ミュンヘンオリンピックで金メダルを獲得しているようです。兄も柔道のコーチをしていたりと、柔道一家で育ったみたいですね。
***
◯これまではプロセスより結果だと思っていた。でも、プロセスの意義を40歳まで続けることで分かるようになった
◯勝負の世界。豪快に負けた。でも、これが今の実力。悔いはない。胸を張って良い負け方だったと思う。ここまでよくやったな
◯自分自身を裏切らないような戦いだけを目標にするだけだ
◯悔しさで強くなれる選手を育てたい
野村忠宏の言葉からは、‘‘悔しさ’’というのがいかに自分の力の糧になるのかを教えられました。悔しい結果は、次はもっと練習して強くなろうと、頑張る理由になりますよね。
悔しい気持ちをした人ほど、地道な努力を重ね、最後は成功するのではないでしょうか。
女子柔道選手*名言集
【引用タグ:@gorinのインスタグラムより*https://www.instagram.com/p/CR6AYxlgoxo/】
先ほどまでは有名な男子柔道選手の心に響く言葉・名言集を紹介してきましたので、ここからは女子柔道選手の名言をご紹介していきます!
①田村 亮子 (たむら りょうこ) 旧姓:谷 亮子
元・政治家でもある田村亮子。オリンピックで2回、世界選手権で7回、金メダルを獲得したそうです。女子だからと侮れないですね!
***
◯相手が怪我をしていたら、そこを攻めてあげるのが優しさ
◯自分自身の中にいる、弱い自分と強い自分の葛藤に勝つこと。相手ではなくいかに自分の柔道をするか
◯ずっと勝利を期待されるのはプレッシャーにもなるけど、そういうつらい部分もプラスに変えられる選手でありたい
◯銀メダルは負けてもらうメダルだから、学ぶことが大きい。なんで負けたのか、その悔しい思いが「欠けている」部分にあるんですね
男子柔道選手に比べると、やはり発する言葉に優しい印象がありますが、内に秘めたものは大きそうです。
プレッシャーですら自分の力で良くしたい、常にポジティブシンキングで目標高く生きているのが伝わりますね。
②神取 忍 (かんどり しのぶ)

神取忍は、全日本選抜柔道体重別選手権で3連覇し、世界柔道選手権大会で3位に入賞した実力の持ち主です。その後、プロレスラーへと転向しています。
***
◯口に出して言ってれば、いつか形になる
これは本当によく聞く話ですが、何事も口に出したり紙に書き出したりすると、願いが叶う確率がグンと上がるそうです。
誰かに言うことでもう後戻りはできないので、現実になるように自然と行動しているのでしょうね。
◯あんまり難しいことは考えないほうがいい。単純に生きていったほうがいい
わたしも性格的に、心配性ですぐ不安に駆られるタイプなので、何事も深く考えてしまう癖があります。
でも神取の言うように、軽い気持ちで単純に物事を考えている時のほうが、案外上手くいくんですよね。
力が抜けている時はリラックスできて、いろいろとアイデアが浮かびやすいからでしょうか。(^^)
◯負けたら負けたで、起き上がらないとだめ
③谷本 歩実 (たにもと あゆみ)
谷本歩実は常に一本を取りに行き、投げ方がとても豪快で、女三四郎という異名を持っています。そんな彼女はアテネオリンピック、北京オリンピックで金メダルを獲得しています!
***
◯何も考えない1,000回の打ち込みよりも集中した打ち込みを100回やることにより、脳にイメージを焼き付けることができるのです。賢い選手ほど脳を使うことが上手いので、限られた同じ時間の中でも、より脳にイメージを焼き付け強くなるわけです
◯相手を尊敬しながら自分自身を磨いていくことが柔道本来の人間形成の意味を持つと思っています
◯精神力も、技術と同じように積み上げていくものだと思います。今日の自分をゼロとして、明日の自分を1に、明後日の自分を2にするようにします。絶対にマイナスにならないように気をつけることで、自分は今日から強くなれるわけです
たとえ対戦相手だとしても敬意を払い、自分自身に磨きをかけることが、いい人間性を育てる秘訣ですね。
相手を尊敬できたら、その自分をも尊敬することが出来るので、どんどん自分に磨きがかかっていくのではないでしょうか。
④上野 雅恵 (うえの まさえ)
上野雅恵はとても執念深い性格のようで、嫌なことを言われたり、負けた相手のことを決して忘れないそうです(笑)
そんな性格の彼女だから、計9回もの金メダルを獲得することができたのですね♪
***
◯自分のやりたいことを全部我慢して練習を積み、目的を達成する
◯この日のために今までの苦労があった
◯支えてくれた人たちの金メダル。家族が一番の支え
自分一人の力ではない、いつも支えてくれている人がいるということを理解するのは、とても大切なことです。
金メダルを獲れたのはもちろん自分自身の努力の成果ではありますが、陰ながらでも応援してくれる人は必ずいます。その人たちへの感謝は忘れてはいけないですよね。
⑤阿部 詩 (あべ うた)
阿部詩は兄が2人いる3人兄弟の末っ子で、兄の阿部一二三も柔道選手として活躍しています。2018年に行われた世界選手権で、2人同時に世界王者となっています。
また、今回の東京オリンピックでは、同じ日に兄妹で金メダルを獲得しています!本当に才能を持った家系なんですね…
***
◯練習では納得いくまでやります。納得がいかなかったら1日モヤモヤするので
◯練習できつい時は、負けた時の試合を思い出して乗り越えています
◯環境が変わるときに人は一番成長する
わたしは環境が変わることがとても苦手です。不安に襲われてしまって、どうしようもなくなってしまうのです。成長するのが怖いのかもしれません。
でもそれを乗り越えないと、自分は一生成長できないということになってしまうので、恐れず環境の変化に慣れていきたいと思います。強い人たちは皆、そうやって生きているのでしょうね。
*まとめ*

〜今回ご紹介した歴代の柔道選手に共通していること〜
◯支えてくれた家族、友人、ファンに対する感謝を忘れない
◯対戦相手であっても尊敬の気持ちを持つ
◯「自分は強い」といった自信を持ち、一番の敵である己と葛藤する。そのためには日々の練習を欠かさない
◯限界を越える
当たり前にすることって、意外と難しいんですよね。その基本的な当たり前が出来る人こそ、常に進化していくのではないでしょうか。
意志の強さ、負けたくないという気持ち、こういった気持ちの積み重ねが選手たちを強くしていったのでしょうね。
これはスポーツだけでなく、勉強や仕事、生きていく上で誰もが必要なことであると思います。
わたしも彼らを見習って強く生きていきたいです。
長々とありがとうございました。