2020年に流行が始まった「新型コロナウイルス」の影響が長期化しています。
私たちの生活にも大きな影響が見え始めていますね。
そんな中、2021年11月中旬に、「児童を養育している者の年収が960万円以上の世帯を除き、0歳から高校3年生までの子供たちに1人当たり10万円相当の給付を行う。」という国の政策が決定されました。
まだ、国からの公式な発表ではありませんが、間違いない情報のようです。
そこで気になるのが、10万円の給付金をもらえる年齢についてです。
「0歳から高校3年生までの子供たち」と書いていますが、大学生は10万円給付金をもらうことができるのでしょうか?
10万円給付金の条件・期間・申請方法についてもまとめてみました。
10万円給付金2021コロナ大学生はもらえる?
高校3年生の学年には「17歳〜18歳」の年齢の子供が混在します。
高校を卒業してすぐの大学一年生(短期大学・専門学校などを含む)には「18歳〜19歳」の年齢の子供が混在します。
「ということは、18歳の大学一年生は10万円給付金の対象になるのでは?」と思う人もいるのではないでしょうか。
しかし「18歳の大学一年生」は給付対象外になる様です。
え?給付は高校生以下の18歳なの?
だったら早生れの大学生の扶養控除を63万円にして❗
18歳なのに給付は無し
大学生なのに扶養控除は高校生と一緒?
どっちか当てはめて不公平#河野太郎さん言って下さい#10万円給付— keiko.n (@VZYzce6yCMtkKuS) November 19, 2021
この制度に批判が相次いでいるようです。
なんで18歳以下だけ10万円給付なん?
18歳以下は普通に学校行ってるし文化祭もしてるし体育祭もしてる。修学旅行に行ってる学校もある。
なのに大学生は対面授業もなく友達もできず、文化祭もなく、感染が広まると「若者が若者が」と言われ楽しみを奪われ無理を強いられてきた。#10万円給付 #政府— コロナの影響を受けた大学生 (@gLn8sXX0Odqe7ds) November 10, 2021
バカじゃないかな。
大学生は?成人してても大学生は学生だよ。バイト削られてるよ。
しかも申請?
もし給付不要だという人がいたとして、
いらないよーって人が申請する方が絶対いいやん。Gotoに金使ってる場合?
優先順位はどうなっちゃってるん? pic.twitter.com/PyiVXPfe6p— K (@K_voice_V) November 18, 2021
コロナの影響で経営が悪化し、倒産や閉店、時短営業などで学生アルバイトの採用を見送ったり、シフトの削減などの対応を強いられている飲食店などが多いのが現状です。
また、学生の両親の中にもコロナの影響で仕事先が倒産するなど、経済状況の厳しい家庭も多いようです。
「大学生にも10万円給付金をして欲しい!」という声が上がるのは当然でしょうね。
10万円給付金2021コロナ大学生もらえる条件は?
2020年5月19日、「学生支援緊急給付金」という制度が文部科学省により実施されました。
この制度は、コロナウイルス感染症の影響を受けて、経済的に困難な学生を支援するためのものでした。(現在は受付が終了。)
「学生支援緊急給付金」制度発表から約1年半後、2021年11月に、コロナで困窮する学生に一律10万円を支給する「緊急給付金」が追加として決定となったようです。
国は予算約700億円を計上するということが報道されました。
但し、「緊急給付金」給付に該当するのは、大学生全員ではありません。
以下の①②の要件に該当する大学生のみとなります。
①修学支援制度を利用している人
修学支援制度とは、住民税非課税世帯の方や、それに近い収入の方が使える制度で、授業料の免除や給付型の奨学金の利用が可能となります。
この制度を利用している人は、今回の「緊急給付金」10万円給付対象となる様です。
住民税非課税世帯というのは、家族全員が住民税を支払っていない世帯のことを言います。
独り身の方なら年収で約100万以下、一家の大黒柱が家族を養っている3人家族なら大黒柱の年収が約205万以下という条件があります。
②修学支援制度を利用していない人
修学支援制度を利用していない人が今回の給付を受けるには、次のような条件が必要となります。
- 経済的理由で修学継続が困難であること。
- コロナの影響で収入が大幅減になったこと。
- 家庭から自立してアルバイト収入で学費を賄っていること。
- 大学などの推薦を受けていること。
これらの条件は海外からの留学生にも該当するようです。
条件がありますが、該当すれば給付してもらえるので、ありがたい制度ですね。
10万円給付金2021コロナ大学生もらえる期間や申請方法は?
2021年11月26日の政府の閣議で「0歳〜高校3年生の給付時期」のおおよその内容が以下のように決定しました。
中学生以下への5万円給付は児童手当の仕組みを使う。
高校生世代は申請方式となるため、中学生より手元に届くのが遅れる。
中学生以下、高校生世代とも残りの5万円分は、来春の新学期に向けてクーポンで給付する。
詳しい給付の日程までは、まだ決まっていないようですね。
「緊急給付金」に対しても、給付時期は決まっていません。
2020年5月の「学生支援緊急給付金」給付の際は、各大学等で申請を受付しました。
大学等での選考を経て、推薦が終わり次第、振込みができるように大学等が手続きを進めたようです。
今回の「緊急給付金」も、同様の申請方法となるのではないでしょうか。
10万円給付金コロナ大学生はもらえる?のまとめ
- 大学生は10万円給付金の対象外になる。
- 10万円給付金とは制度は違うが、「緊急給付金」が大学生にも給付される予定である。
- 「緊急給付金」は給付対象に条件があるため、確認が必要。
- 「緊急給付金」の申請は各大学等で受け付けると思われる。
- 「緊急給付金」の給付時期は、2021年11月末時点でまだ発表がない。
長期間のコロナ禍で、経済的に大変な学生生活を送る大学生は、たくさんいると思います。
給付金をもらうことで、少しでも充実した学生生活にプラスになれば良いですよね。
まだ決定・発表されていない点もあるようなので、追って確認していきたいと思います。

